吉田遠志 Yoshida Toshi
明治44年<1911>-平成7年<1995> 東京都出身
新版画の巨匠・吉田博の長男。母は吉田ふじを、弟は吉田穂高。3歳の頃から絵を習い始め、13歳の頃より父から木版を学び、太平洋美術学校時代には油彩を学びました。父から学んだ木版をベースに、銅版、リトグラフなども併用した作品で、日本版画協会展をはじめ各地の国際版画展で活躍。世界各地に取材し、風景や野生動物をモチーフにした作品を数多く手がけました。絵本作家としても知られ、1982年より制作をはじめた「アフリカの動物絵本シリーズ」は全17巻に及び、『はじめてのかり』ではボローニャ国際児童図書展エルバ特別賞を、『まいご』では絵本にっぽん賞、サンケイ児童出版文化賞、国際オーナーリスト賞を受賞しています。また、『アフリカの動物絵本シリーズ』では、フランスで翻訳出版賞、異文化理解貢献賞を受賞しました。
※吉田博の没後70年を記念して、2021年3月1日(月)から4月3日(土)までの日程で、 吉田博 -ふじを 遠志 穂高 千鶴子 司- 展 を当店ギャラリーで開催致します。
詳細はコチラ→【展覧会のお知らせ】没後70年 吉田博 -ふじを 遠志 穂高 千鶴子 司- 展