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2015.8.20up!
展覧会・イベント

碌山美術館(長野県安曇野市)

先日、ずっと行ってみたかった安曇野の碌山美術館へ行ってきました♪

碌山美術館は、日本の近代彫刻史に大きな足跡を残した荻原守衛(碌山)の作品を公開・展示するため、1958年に多くの人々の寄付によって開館された美術館です。

東京から車で3時間ほどかかって到着!JR大糸線沿いにあります。
碌山美術館前

碌山美術館前

チケットを買える受付は安曇野らしくロッジ風。
碌山美術館入口

入口近くに荻原守衛「労働者」(1909)が展示されています。
碌山美術館

美術館のメインの建物がこちらの「碌山館」。
碌山館

この教会のような建物は、建築家の今井兼次氏が、守衛の傾倒していたセガンティーニの、サンモリッツ(スイス)にある美術館を模して設計したそうです。
碌山館

焼き煉瓦の外壁に絡まった蔦が映えて、とても美しいです(*^.^)
碌山館

碌山館

碌山館

碌山館

入口の先の壁には、荻原守衛の言葉「LOVE IS ART, STRUGGLE IS BEAUTY.(愛は芸術、相克は美なり。)」の文字が刻まれています。
碌山館

こちらに来るために調べるまで、荻原守衛の事は、戸張孤雁と親交のあった彫刻家というイメージしかなかったのですが、実際に作品を目の当たりにすると、27歳で本格的に彫刻の道を志して、31歳の若さでこの世を去るまでの短い期間に、これだけの作品を残している事に衝撃を受けました。

特に感銘を受けたのは、やはり”恋の三部作”とも呼ばれる3作品。
友人である相馬愛蔵の妻・相馬黒光への複雑な想いから生まれた、「文覚」(1908)、「デスペア」(1909)、「女」(1910・絶作)は、正に守衛の懊悩そのものが結晶化した美なのだと思います。
特に「女」は見ていると胸が締め付けられるような切なさがありました。

荻原守衛の素晴らしい作品を、安曇野の有志の方々が作られた素敵な空間で見られる、何とも贅沢な体験でした。
是非行ってみてください、オススメです!
 
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蛇足になってしまいますが、碌山館以外にもミュージアムショップ・グズベリーハウスなどとても素敵なものが一杯あったので、写真だけでも(*^ェ^)
碌山美術館

碌山美術館

碌山美術館

碌山美術館・グズベリーハウス

碌山美術館・グズベリーハウス

今回は載せられなかった杜江館や、第1・2展示等には、守衛の絵画や、親交のあった高村光太郎、石井鶴三、戸張孤雁などの彫刻作品があります。
そちらも見応え十分でした!

written by Teru

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碌山美術館
〒399-8303 長野県安曇野市穂高5095-1


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