作品詳細
- 商品番号
- 41250
- 絵師
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芳年
- 作品
- 郵便報知新聞 第650号
- 技法
- 木版
- 状態
- 摺良 トリミング 虫穴 補修 端傷ミ 裏打
- サイズ
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大判 *浮世絵の判型について
- 制作年
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明治8年(1875)
- 備考・解説
- 『郵便報知新聞』:明治期に発行され、現在の週刊誌的役割を担った一般大衆向けの新聞。芳年の画風が映える猟奇的な内容のものも多く見られる。
宮城県亘理郡十二小区亘理駅の農熊沢
松之助ハ年齢五十路の坂を越るに老て益
壮健なるが同郷斉藤豊吉の后妻きの
か容色に想をかけ夫が留守の閑を音信
れ終に深しき中とハなりたり松之助思へ
らく貧困の豊吉なれバ金に換てきのを
乞ひ晴て快楽を契らんものと媒言を
依頼して斯と談合に及びしに豊吉ハ点
頭て左迄の懇望いなミ難く十円を与へ
なバ妻を嫁すべく就てハ父と娘を諸共
引取たまハれかしと返答なれバ仲人委細
を引受て先きのを娶り連子ハ悴に妻
合せ父なるハ母に具へ一家同時に三夫
婦を揃ひたるハ世にも稀なる吉瑞なり
けり
のんのん舎南龍誌
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