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2014.6.28up!
展覧会・イベント

金沢21世紀美術館(石川県金沢市)

先日、平成16年(2004)にオープンした時からずっと行きたかった、金沢21世紀美術館へ行ってきました!


 
都内から車で約6時間!雑誌等で目にしていた光景が目の前に(*゚∀゚)

金沢21世紀美術館・外観
 
入館する前にまずは外から。
入口近くのカフェスペース前にあるのは、オリファー・エリアソンの「カラー・アクティヴィティ・ハウス」。
オリファー・エリアソン「カラー・アクティヴィティ・ハウス」

渦巻状の内側に入ると、周囲の人、中の自分の視線が動く度に世界の色彩が変化していくのが何とも言えず気持ちいい♪
オリファー・エリアソン「カラー・アクティヴィティ・ハウス」
 
 
続いてLAR/フェルナンド・ロメロ「ラッピング」。
LAR/ フェルナンド・ロメロ「ラッピング」

中に入ると外から見た印象よりも小さく感じられます。
LAR/ フェルナンド・ロメロ「ラッピング」
 
 
美術館の周囲に12個6ペアずつある伝声管、フローリアン・クラールの「アリーナのための クランクフェルト・ ナンバー3」。
フローリアン・クラール「アリーナのための クランクフェルト・ ナンバー3」

管の口の模様でどれがペアになっているか分かるようになっているので、上写真の管と下の真ん中の管がペアです。
これだけ離れていてもなかなかクリアに聴こえましたし、他の管から小さい女の子の声も(^^)
フローリアン・クラール「アリーナのための クランクフェルト・ ナンバー3」
 
 
もうすぐ一周というところで、数寄屋風の茶室“松涛庵”と“山宇亭”があります。
松涛庵の外観を撮り忘れてしまいましたが、庭も茶室もとても趣がありました。
別々に移築されたものだそうですが、まるで昔からそうであったかのように二つが馴染んでますね。
松涛庵
松涛庵。床柱?が素敵です(´∀`)

山宇亭
山宇亭。
 
 
いよいよ館内。
正面入口に、企画展・コレクション展をみるためのチケット売り場がありますが、先に館内をグルッと回ってみます。
 
キッズコーナー(小さい子がいる親御さんは絶対行ったら楽しいと思います!)、ライブラリーコーナー(椅子がとても素敵でスタッフの人もとても親切♪)を抜けるとあるのが、こちらの美術館の設計もされている妹島和世+西沢立衛/SANAAのアクリル立体作品「無重力性と透明性」。
妹島和世+西沢立衛/SANAA「無重力性と透明性」
 
 
ヴィヴィアン・タムを思わせる、より意匠化された草花が鮮やかに壁面を飾る空間は、マイケル・リン「市民ギャラリー 2004.10.09 -2005.03.21」。
写真だと分かりませんが、ロッキングチェアーの背中にも鮮やかな模様が描かれています。
尚、写真を撮り忘れたのですが、ちらっと見える突き当りの展示室では「好奇心のあじわい 好奇心のミュージアム フードクリエイション+東京大学総合研究博物館」(2015年3月31日(火)まで)という展示が行われています。
黒一色の暗い展示室の真ん中にある、容器に密閉された様々な食品をディスプレイした部屋を、外から観賞する不思議な空間でした(・_・)
マイケル・リン「市民ギャラリー 2004.10.09 -2005.03.21」

ロッキングチェアーに座ると、建物の上にあるヤン・ファーブル「雲を測る男」が正面に見えます。
ヤン・ファーブル「雲を測る男」
ここは裏道(?)的なスペースなのかあまり人がおらず、とてもゆったり過ごせました。
 
 
実は手前にあったのに気付かず素通りしてしまったのが、直島の地中美術館でも有名なジェームズ・タレルの切り取った空を楽しむ「ブルー・プラネット・スカイ」。
空を眺めながらiPodで音楽を聞いている人、読書をしている人、おしゃべりを楽しむ人達と色々な人たちがこの空間を思い思い楽しんでいるのが印象的でした。
開放されているようで囲われている感覚がなんとなく居心地がいいんですよね(*^ェ^*)
ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」

ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」
 
 
その他、作品として名前が付いていなくてもどこをとっても絵になるところばかり♪
金沢21世紀美術館・館内

金沢21世紀美術館・館内

金沢21世紀美術館・館内

地下の駐車場へと繋がるエレベーターは油圧式なので、昇降がやわらかで美術館の雰囲気に合っていますね。
金沢21世紀美術館・地下エレベーター
 
 
円形の建物の、外に向かう壁は全てガラス、さらに出入口も4つあって、ここは全く閉じられておらず、美術館とは思えない開放感がそこにはありました。
特に展覧会を見るような目的がなくても、ふらっと入って、そして出て行く、実に自然な人の流れがそこにあって、美術館が日常生活の中に完全に溶け込んでいる、そんな印象を強く受けました(´∀`)
自分の町にもこんな美術館が欲しいですね~♪
 
 
大分長くなってしまったので、展覧会については別エントリーにします。
「中村好文 小屋においでよ!」展
「レアンドロ・エルリッヒ -ありきたりの?」展
 
written by Teru