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2014.5.16up!
展覧会・イベント

開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」(東京国立博物館)

少し前になりますが、上野の東京国立博物館(トーハク)で、明後日5/18(日)まで開催されている特別展「栄西と建仁寺」をみてきました。

開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」(東京国立博物館)

 

ちなみに本館では、こちらも5/18(日)まで開催されている「キトラ古墳壁画」展の長蛇の列が!
両方観たかったのですが、60分待ちということで断念しました(T-T)

東京国立博物館・本館

平成館の方はご覧のとおり待つことなく入場出来ました(^^

東京国立博物館・平成館

 

今回の展覧会は、京都最古の禅寺「建仁寺」を開いた栄西禅師の800年遠忌にあたり、ゆかりのある貴重な宝物を一堂に集めたものです。

伊藤若冲や長谷川等伯、曾我蕭白、白隠の絵画や茶器、書、栄西はじめゆかりの僧たちの坐像など国宝・重要文化財などが多数含まれるすごいラインナップヽ(`Д´)ノ
そんな中でもやはり注目は、俵屋宗達の国宝「風神雷神図屏風」。
会場では〆とばかりに最後183点目に圧倒的な存在感で展示されています!

ちなみに図録でも表紙・裏表紙に風神と雷神が。
開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」図録

展覧会の開催されている特別展示室から少し離れていますが、本館7室では尾形光琳が模写した「風神雷神図屏風」をみることができます。
比べてみると宗達の風神雷神のもつ臨場感、躍動感がより強く感じられるのではないでしょうか。

尾形光琳「風神雷神図屏風」

 

個人的により印象に残ったのはもう一つの注目作、海北友松の「雲龍図」(重要文化財)。
全8幅の巨大な襖絵で、展示室の中央にある椅子に座って観ると、視界いっぱいに広がる圧倒的な迫力が堪能出来ました(´∀`)
海北友松の作品は雲龍図含め5点と、さらに先ほどの尾形光琳「風神雷神図屏風」と共に「琴棋書画図屏風」、「山水図屏風」が展示されているので、その墨画の力強い筆致をみてみてください!
尚、私が行った時は雲龍図全8幅が展示されていたのですが、現在は右4幅のみの展示だそうです(´・_・`)

海北友松「雲龍図」

見所満載なので私は初めから順路通り一点一点みていったのですが、点数が多いので先にみたいと思っているものからみるべきでした(^_^;)
特に入口近くは大きなものが少ないためか、かなり混雑していたので、第2章から先にみてみるのも良いのではないかと思います。
何度も言って恐縮ですが、凄いものばかりなので是非行ってみてください!!

written by Teru
 
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開山・栄西禅師 800年遠忌 特別展「栄西と建仁寺」(→公式サイト

会期2014年3月25日(火)~ 2014年5月18日(日)
毎週月曜日休館 開館時間9:30~17:00 ※土・日・祝休日は18:00まで
東京国立博物館 平成館
〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
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