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2014.4.05up!
展覧会・イベント

野口哲哉展―野口哲哉の武者分類図鑑―(練馬区立美術館)

野口哲哉展―野口哲哉の武者分類図鑑―

4/6(日)まで練馬区立美術館で開催されている「野口哲哉展―野口哲哉の武者分類図鑑―」に行ってきました。
※4/19(土)からは、京都のアサヒビール大山崎山荘美術館で開催されます。

 

野口哲哉展―野口哲哉の武者分類図鑑―

野口哲哉展―野口哲哉の武者分類図鑑―

 

とにかく、ただただ楽しい展覧会でした(*^ェ^)ノ

作家の野口哲哉は、1980年香川県の出身で、一貫して鎧武者をモチーフにした作品を制作しています。
最大の特徴である樹脂や化学繊維などを用いて制作された武者の立体は大きいもので100cm程、小さいものになると15cmもありません。
しかしサイズの大小にかかわらずそこに武者がいるという存在感がスゴイ!
全ての武者は、普通の人形とは違って、ただ立っているだけでも全身にちゃんと力が入っている感じがするので、今にも動き出しそう!!
日本画風の紙本の作品群は初めて見たのですが、モダンなのに古色がされていて何とも不思議でした(*゚‐゚)

第2会場(?)で作品に取り囲まれるように真ん中のGケースに入っていた、プラモデルやジオラマの本(作者秘蔵の品だそうです^^)は、私が好きなものばかり!
作者と同世代で、影響されていたものも似ているのですから、作品が楽しいわけですね♪

作品とセットで、とにかく面白いのが作者自身が書いている架空の解説文!
どれも面白いのですが、一つ選ぶなら「猫鎧」関連のものが好きです。
解説そのものが作品になっているものもあるので、是非読んでみてください。
最後にあった自筆年譜も面白い!

個人的にオススメなのが、第2会場へ向かう途中にあるGケース。
製作過程がわかるパーツ類の展示も面白かったのですが、その隣にあったスケッチ類に目を奪われました(´∀`)
とっても面白いし、描かれているキャラクターがどれも活き活きとしていてどれも魅力的なのです。
これは作品集にも載っていない筈なので、是非会場で見てみてください。
会場では絵はがきと作品集が販売中。
作品集には作品はもちろん、先の解説文も載っています。

野口哲哉展―野口哲哉の武者分類図鑑―

 

展覧会と合わせて実在するユニークな甲冑を紹介しているこちらの本も見ると楽しいです♪
“「B面」の日本美”とありますが、なるほどサブカルっぽい!!

橋本麻里「変り兜 -戦国のCOOL DESIGN-」
橋本麻里「変り兜 -戦国のCOOL DESIGN-」

written by Teru