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美術作品

加納光於 Kano Mitsuo

加納光於

加納光於
昭和8年<1933>生まれ 東京都出身
美術家。胸を病み、10代は療養の日々を過ごす。少年時代、麦畑で喀血したことは強烈な色彩体験として残っていると言う。19歳の時、古書店で今純三著『版画の新技法』を偶然手に取ったのをきっかけに独学で銅版画の制作をはじめると、瀧口修造に見いだされ、神田・駿河台下のタケミヤ画廊にて初個展を開催。以後、国内外の多くの展覧会に出品し高い評価を得る。素材への強い探求心を持ち、版として用いていた亜鉛合金をガスバーナーで焼き切り版そのものを作品化する、またそれを版として用いるなど版画という枠を逸脱した制作を展開。1980年頃から油彩にも取りかかるが、油絵の具の研究・開発から始まるその制作はやはり従来の油彩画とは一線を画すものであった。研究を重ねられた素材は作家の血肉と化し、深く時に生々しく未知の世界を切り開き、定着した色彩は絵画としてたしかに画面の上に存在している。

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加納光於「PENINSULAR NO.L1」

加納光於「PENINSULAR NO.L1」

リトグラフ 43×29.5cm(窓サイズ)/62×48.5cm(額サイズ) 1面 
昭和42年(1967)
¥65,000