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美術作品

浜田知明 Hamada Chimei

浜田知明

大正6年<1917>-平成30年<2018> 熊本県出身
版画家。東京美術学校卒業。卒業後は下級兵士として兵役につき、5年間の従軍生活を過ごします。戦争が終わると駒井哲郎らと交流を持ちながら銅版画の制作に着手。自らの不条理な戦争体験を基に描かれた「初年兵哀歌」シリーズを発表します。その後も主題は戦争それ自体にとどまらず、人間の本質を鋭い目線で暴き出すような版画を作り続け、60年代半ばからは彫刻も制作しました。戦後多くの芸術家たちが戦争を主題にすることを避けていた中、目を背けたくなる事実に真正面から向き合い続けた浜田知明の芸術は、非常に重要な意味を持って歴史に刻まれています。
1939 東京美術学校卒業。熊本歩兵第13聯隊補充隊に現役兵として入隊
1943 兵役満期で除隊
1944 浜田久子と結婚。独立混成第18連隊に入隊
1945 終戦により除隊復員
1953 フォルム画廊にて第一回個展開催
1956 「白と黒」国際展(ルガノ)にて「初年兵哀歌(歩哨)」が次賞受賞
1960 現代日本美術展にて「群盲」が優秀賞受賞
1964 熊本日日新聞社社会賞(芸術)受賞
1965 フィレンツェ美術アカデミー版画部名誉会員
1975 北九州市立美術館にて「浜田知明銅版画作品展」開催
1979 アルべルティーナ国立美術館(オーストリア、ウィーン)、グラーツ州立近代美術館(オーストリア、グラーツ)にて浜田知明展開催
1980 熊本県文化懇話会賞受賞。西日本文化賞受賞
1985 熊本県近代文化功労者
1989 フランス政府から芸術・文学章シュヴァリエ(騎士)章受章

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浜田知明「楯と兜と貞操帯」
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¥120,000