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【展示即売会のお知らせ】初山滋版画展

初山滋版画展

武井武雄らと共に、大正から昭和にかけて童話雑誌『おとぎの世界』や絵雑誌『コドモノクニ』などで活躍し、童画家として広く知られている初山滋は、一方で木版画の制作にも力を注いでいました。
”童画”とはまた異なる希少な自画・自刻・自摺木版画の展示即売会を開催しております。
是非足をお運びください。よろしくお願い申し上げます。

Even though Hatsuyama Shigeru is known as an illustrator of children books such as “Otogi no Sekai (Fairy World)” and “Kodomo no Kuni (Children’s Land),” he also focused on making woodblock prints.
We are now having an exhibition of rare prints all done by himself.
January 6th (Thursday) – 22nd (Saturday) 10:30-18:30 3F Yamada Shoten Gallery
 
初山滋 (Hatsuyama Shigeru)
明治30年<1897>-昭和48年<1973> 東京都出身
童画家。版画家。東京・浅草田原町に生まれる。本名は繁蔵。
小学校卒業後、金属商に奉公するが半年で家に戻る。その後、模様画工房・宇佐美へ奉公に入り、着物の柄などを描くようになる。宇佐美を辞めると、当時雑誌などの挿絵で活躍していた日本画家の井川洗厓に師事。文展に出品することもあったが、有力な師匠なしには入選できないとの噂を聞いてからは嫌気がさし、タブローの制作はやめたという。1919年、童話雑誌『おとぎの世界』の中心画家として表紙を担当し名声を得る。その後も『コドモノクニ』や『未明童話集』など、子供向けの挿絵を多く手掛けた。1927年に武井武雄、岡本帰一らとともに日本童画家協会を結成し、童画の分野を開拓。戦争が近づき童画の仕事が減ると創作版画の制作を開始。版画技法による私家本「手打絵本」制作にも力を注いだ。アール・ヌーボーから影響を受けた幻想的な画風でありながらも、そのルーツには日本古来の装飾画などが垣間見えるところが初山作品の魅力である。1967年絵本『もず』で国際アンデルセン賞国内賞受賞。
 
▽ 展示作品 List of Exhibits

寓意No10 / 初山滋

鳥2 / 初山滋

戯似SHARAKU あら事 / 初山滋

こども自転車 / 初山滋

下駄にカエル / 初山滋

タンス / 初山滋

梅の花 / 初山滋

きもの / 初山滋

すもう2人 / 初山滋

切実描写教室 その二 / 初山滋

ゆびかぞへ / 初山滋

作品 / 初山滋

羽根むしり / 初山滋

スカンク カンク プー / 初山滋

仔馬 / 初山滋

くらべ十二姿 たそくらべ / 初山滋

くらべ十二姿 にらめくらべ / 初山滋

女 / 初山滋

初山滋蔵書票十二家作品集 / 初山滋

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初山滋版画展 Hatsuyama Shigeru Print Exhibition
開催期間:1月6日(木) ~ 1月22日(土) ※日曜・祝日休廊
会場:山田書店ギャラリー(東京都千代田区神田神保町1-8 山田ビル3階)
→会場へのアクセスはコチラをご覧ください。