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日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで(横須賀美術館)

日本の夏、妖怪の夏♪というわけで(どういうわけ?)、今年の夏は妖怪関連の展覧会が充実しておりまして、横須賀美術館そごう美術館三井記念美術館でそれぞれ特色のある妖怪展が催されています。
三館では観覧料の相互割引が行われていますので、夏休み中に是非三館制覇を!と目論んでいましたが、まだ一館行けていないので、何とか今月中に行こうと思います!!

前口上が長くなってしまいましたが、夏休み中に横須賀美術館に『日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで』を観に行ってきました^^

日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで

 

この日は朝早くに姪や愛犬らを伴って出掛けましたが、海水浴に来ている方々も多く、美術館は既に賑わっていました。
横須賀美術館は目の前に青い海が広がる素敵なロケーションですが、真夏は特に最高ですね^^
横須賀美術館

今回の展覧会は「妖怪」という表現を、私も大好きな京極夏彦の京極堂シリーズ(私は「陰摩羅鬼の瑕」が好き・・・やっぱり「魍魎の匣」?いや「鉄鼠の檻」も・・・)でもお馴染みの鳥山石燕「画図百鬼夜行」から始まり、北斎や国芳、芳年らの浮世絵、水木しげるの妖怪画から、現代アートへと至る表現の変化が興味深かったです。

「妖怪」は、近世の人々が抱いていた姿の見えない恐れや不安の対象に姿形を与え広まった、ある種の共同幻想だという話を聞いたことがありますが、現代アートの方は共同幻想というよりも、作家のパーソナルなものから生まれている表現なので、その感覚を共有できていない私は「妖怪」という言葉の範疇に含めづらいのかも?などと考えるのも楽しかったですね。

余談ですが、一緒に連れて行ったかなり怖がりな3歳の姪も、浮世絵や小川芋銭の絵は楽しそうに見ておりまして、特に看板にもなっている国芳の「相馬の古内裏」に至っては“白いくるくる”(肋骨を捉える感性に感心しました)と呼んで、少し進むたびにまた見たいと言い出し、何度も戻る程でした(^-^

会期は9/1までで、横須賀美術館は本当に夏にぴったりなロケーションなので、是非行ってみてください♪

日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで(横須賀美術館)図録

スタンプラリー
館内にはこんなスタンプラリーも。

 

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▼おまけ(横須賀美術館を堪能しました^^)

横須賀美術館にて
一緒に連れて行った愛犬も潮風に当たりながら広い芝生を歩いて楽しそうでしたU^ェ^U

横須賀美術館にて
姪も大はしゃぎ!

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屋上にて。

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素晴らしい眺め♪

ゲゲゲの鬼太郎グッズ
姪にねだられて「ゲゲゲの鬼太郎」グッズを購入。

ゲゲゲの鬼太郎グッズ
妖怪メモと一反木綿を模したペン。
上はレストランで出されていた目玉をイメージしているというバジルシードを使ったデザートです。

若林奮の彫刻「ヴァリーズ」の谷底を歩く。
若林奮の彫刻「ヴァリーズ」の谷底を歩く。

written by Teru