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第24回 浮世絵オークション開催のお知らせ

来月の13日(日)に、弊社も加盟している日本浮世絵商協同組合が主催する 第24回 浮世絵オークション が開催されます。

第24回 浮世絵オークション

 

オークションの入札は10月13日(日)に行われ、10月11日(金)・12日(土)は一般の方もご入場いただける下見会になります。

ご興味がございましたら是非ご参加ください!

ご入札方法など、オークションの詳細につきましては下記のサイトをご覧ください。
第24回浮世絵オークションHP http://www.ukiyoe.or.jp/

 

オークションカタログは加盟店、日本浮世絵商協同組合よりご購入いただけます(税込1,300円)。

第24回浮世絵オークションカタログ

【新入荷】伊藤晴雨「自筆画 東海道四谷怪談 蛇山庵室の場(仮題)」他

禍々しくも独特のエロティシズム漂う責め絵や幽霊画を描いた画家・伊藤晴雨が四谷怪談の一場面を描いた、上野・本牧亭(2011年に閉鎖された講談専門の寄席)旧蔵の作品が入荷しました。

画面中央のお岩さんが強烈ですが、右下に見えるカボチャのお化けも面白いですね。

伊藤晴雨「自筆画  東海道四谷怪談 蛇山庵室の場 (仮題)」
伊藤晴雨「自筆画  東海道四谷怪談 蛇山庵室の場 (仮題)」

 

店内でも存在感抜群です!
店内風景

 

その他に下記の浮世絵2点が入荷しています。

菊川英山「傘持つ美人(仮題)」
菊川英山「傘持つ美人(仮題)」

 

三代 歌川豊国「江戸の花見立寿古六」
三代 歌川豊国「江戸の花見立寿古六」

ムットーニワールド からくりシアターIII(八王子市夢美術館)

先に書きました高尾山登山後に、八王子市夢美術館で開催されている「ムットーニワールド からくりシアターIII」に行ってきました!

ムットーニワールド からくりシアターIII

 

八王子駅から歩いて約15分、八王子市夢美術館に到着。

こちらの建物の2階が美術館です。

八王子市夢美術館

 

美術館入り口の看板に14:00より作家自らによる上演会が開催される旨が!
この時点で12:45ぐらいだったので、是非参加したかったのですが、この後に外せない予定があり14:00にはここを出ないとまずい状況でした。
以前取り扱わせていただいた作品についてムットーニ氏にお世話になったので、上演会が始まる前にご挨拶だけでもしようと考え、時間まで展覧会を楽しむことに。

ムットーニワールド からくりシアターIII

以前取り扱った「バニーマジック (仮題)」以外の作品を実際に目にしたことがなかったので、動きのある作品がどのように展示されているのか興味津々でした。

展示作品は、大きな音楽が響きわたるものが殆どでしたが、受付で渡されるタイムテーブルに沿って順番に動くので、お互いが干渉することなく、観ることができるようになっています。
順番が来るまでは薄暗い空間の中でひっそりとしている作品が、時間になるとパチッというスイッチの音と共に突然動き出します。
音楽と背景、そして人形たちが織り成す舞台が順々に動き出すのを目にして、何かを彷彿とさせると思っていたのですが、途中でそれが“歌謡祭”であることに気づきました!
「次はこの方です!どうぞ!!!」みたいな感じです^^

ムットーニ作品は中のからくりがスイッチを順番に押していくという、意外にアナログなものだそうです。
スイッチングの音や中の歯車の音が何とも心地よくて、あたかも人形たちの脈動のように感じられます。

ちなみに個人的には完全な箱型(正確には柱型?)から展開されるものが好きだったので、「ラジオ ノワール」がお気に入りです^^
ラジオが開くと、中から腹部がミラーボールになっている骸骨が現れ、さらにその足元では女性たちが踊っています。
この作品に限らず、展示作品はどれも背後の壁に映される影も作品を構成していて(ラストに女神が投影される「カンターテ ドミノ」はその集大成かもしれません)、特にこの作品のめくるめく妖しげな世界観が何とも魅力的でした。

展示を順番に観て、最後に展示エリアFの「パラドックス オブ リングス」を鑑賞していると、通路を挟んだDエリアの方から上演会を始めるというアナウンスが・・・この時点で作品に夢中になってしまい時間も、ご挨拶する件も完全に忘れていました(-_-;

何とかご挨拶をと思い、上演会場に行くと、もう既に沢山の人に囲まれたムットーニ氏が上演会を開始されていました・・・。
時間もなかったので諦めて帰ろうと思ったのですが、ショーマンシップに溢れたムットーニ氏の上演会が、あまりに面白くてついつい普通に参加してしまいました^^
ムットーニ氏の作品紹介の仕方が「それではいってみましょう!トップ オブ キャバレー!!」といった感じで、正に我が意を得たりでした。

残念ながら「ジャングル パラダイス」終了時点で14:30になってしまい、結局ご挨拶するタイミングもつかめず、後ろ髪を引かれながら急いで次の予定へと向かわねばなりませんでした・・・自身の不明を恥じるのみです。

 

上演会が本当に楽しかったので、展覧会に行かれるなら絶対に参加されるのをオススメします!
会期中の9月・10月は日曜日と祝日、11月は土曜日・日曜日・祝日の14:00、16:00に開催されるそうですので、是非それに合わせて行ってみてください!!

ムットーニワールド からくりシアターIII 作品集

DVD付作品集は会場限定販売だそうです。
天地・小口金のオシャレな本です^^

written by Teru

高尾山登山

9/22(日)に初めて高尾山に登ってきました。

渋谷から京王線を使って約1時間、高尾山口駅にAM7:30ぐらいに到着しましたが、既にかなりの数の登山者で賑わっていました。

高尾山口駅

駅から5分ほどで登山口に到着。
左手に見えるケーブルカーには当然乗らず、右手の1号路を登りました。

高尾登山入り口

高尾登山1号路

1号路は車両も通る舗装された坂道だったのですが、意外に勾配がきつく、スズメバチ(?)にも3回遭遇して肝を冷やしました(-_-;
そんな道を30分ほど登り続けると、リフトやケーブルカーの到着点と合流します。
ここから10分ほど平坦な道が続いてくれたので、体力が回復^^

高尾登山1号路 高尾登山1号路ケーブルカー乗り場 高尾登山1号路?高尾登山1号路 たこ杉

そして着いたのが浄心門。
ここから門の先に続く1号路を外れ、右手の4号路から山頂を目指します。

浄心門

 

4号路に入り、ようやく山登りらしくなってきました。

高尾登山4号路

4号路の見所の吊り橋(みやま橋)。

吊り橋

吊り橋 吊り橋 高尾登山4号路 高尾登山4号路

時間帯にもよるのでしょうが、4号路は1号路と違い、ほとんど人がいなかったので、静寂が実に心地良かったです。
舗装された道と違い、起伏があるので、登っていても楽しい道でした^^

山頂直前で1号路と合流。

高尾登山4号路-1号路

山頂へ

 

登山口から約1時間、無事山頂に到着!

高尾山・山頂

展望台からは富士山も見えるとの事でしたが、この日は全く見えませんでした・・・。

高尾山・山頂

 

山頂に着くと、本格的なトレッキングスタイルの方々は続々と陣場山へと続く奥高尾(裏高尾)へ。
私も陣場山へ!などと来る前は意気込んでいたのですが、時間的にも体力的にも難しそうだったので断念し、とりあえず小仏城山までは行けるかな?と安易な気持ちで奥高尾へ足を踏み出しました。

高尾山・山頂

奥高尾

 

結果、行程の半分ほどで後悔することに・・・自分の体力を完全に過信していました。
女性はもちろんお子さんやご老人に続々と抜かれながら、何とか1時間強かけて小仏城山に到着。

パンパンになった太ももを休めて、何とか小仏から無事下山することができました。
小仏からバスに乗り、高尾山駅に着いた頃にはもうお昼を過ぎてしまっていたので、慌てて次の目的地の八王子へ向かいました。

トレッキング自体はとても楽しかったので、次回は体力と石井スポーツさん等で装備を整えて高尾山~陣場山コースに挑戦したいと思います!

一丁峠 一丁峠 奥高尾 小仏城山

小仏城山 小仏峠 小仏峠・下山 小仏峠・下山

written by Teru

大野麥風展-「大日本魚類画集」と博物画にみる魚たち(東京ステーションギャラリー)

大野麥風展-「大日本魚類画集」と博物画にみる魚たち

昨日9/23(月)までの開催だった、“大野麥風展-「大日本魚類画集」と博物画にみる魚たち”を観に東京ステーションギャラリーへ行ってきました。

 

東京駅自体来るのが久しぶりでした。

東京駅

 

ドーム天井は本当に素敵♪
ステーションギャラリー自体が重要文化財なので、階段部分などに昔のレンガが残されている箇所があり、時代を感じさせる素敵な空間です。

東京駅構内

 

ギャラリー前でふぐと魚好きな娘をパチリ!手には決して離さない昆布の袋が・・・。

大野麥風展

大野麥風(麦風)の「大日本魚類画集」は、当店で何度も取り扱っている作品ですが、全72点が揃って展示されているのを観るのは圧巻でした(*゚‐゚)

深い海を思わせる藍色の壁面に展示された魚たちは、まるで生きているかのような躍動感と生命力に満ち満ちていました。
それが伝統的な木版画技法で表現されている事、改めて彫師、刷師の方々の技術に感激です!

原画と指示が書かれた試摺、完成した木版画が見比べられるようになっている展示もあり、それを見ると職人さんの努力が窺えます。

麥風以外にも江戸時代に描かれた栗本丹洲の画や、現代的手法で描かれた杉浦千里の博物画などが展示されていました。

初めてみた杉浦千里の作品はとても細密で素晴らしく、図鑑用というだけではなく一作品としてもモダンで見応えがありました!

 

チケットも魚の形でかわいかったので、娘は大事そうに持ち帰ってきました^^
図録には水色のプラスチックカバーが付いていますが、これはただ保護するだけでなく、表紙の水の中を泳ぐ魚の姿がよりいっそう際立たせる、素晴らしいアイディアだと思います(*^o^)b

大野麥風展

 

written by Aki

【新入荷】浮世絵(英泉他)、美術書(木村荘八他)など入荷しました。

英泉や周延、貞秀らの浮世絵が入荷しました。

その他、木村荘八、関野凖一郎、斎藤清、吉田博、平塚運一関連の美術書などが入荷しています。

浮世絵入荷

美人 / 英泉

婦人載縫之図 / 周延 ※後ろにいる猫のプロポーションがかわいい^^

温泉尽の内曻福 / 周延

相州江ノ嶋詣之図 鎌倉七里ヶ浜風景 / 重宣

金毘羅御利生記 / 貞房

東京御酒頂戴之図 / 玉斎

東都隅田川の景 / 貞秀

軍法八陣略図 / 貞秀

東京於招魂社境馬図 / 一景

奈良絵 源氏物語 行幸 / 作者不詳

 

美術書入荷

東京繁昌記 初版(毛筆署名入) / 木村荘八

東京繁昌記 復刻版 / 木村荘八

関野凖一郎版画作品集

吉田博全木版画集

斎藤清画業

裸婦百態 詩と版画 / 平塚運一

田中一村作品集

ペーター佐藤ドローイング集 SUBJECTS

生誕200年記念 シーボルト父子のみた日本

【新入荷】版画家・釣谷幸輝の作品が入荷しました。

木口木版や銅版による作品で知られる版画家・釣谷幸輝の作品が入荷しました。

釣谷幸輝作品

 

「ゾートロープボックス 赤ずきんちゃん」 平成22年(2010)

ゾートロープボックス 赤ずきんちゃん

“ゾートロープ”とは回転覗き絵の事で、こちらのからくり箱は横のレバーを回して中を覗き見る仕組みです(音楽も鳴ります)。
中では、赤ずきんちゃんが怖い目に遭った後、寄り道をしないでおばあさんの所へ行く様子が表現されています。

どのように見えるのかが分かりやすいように、こちらのFacebookページの方に動画をアップしておきます。

 

個人的にすごく楽しくて大好きなのが、「版画集 ケルプ博士の奇妙な発明」平成23年(2011)

版画集 ケルプ博士の奇妙な発明

作家が創造した架空の発明家、ケルプ博士のイグノーベル賞受賞間違いなし!な面白すぎる14の発明品が木口木版で表現されています。

ちなみに解説によるとケルプ博士とはこんな人物。

ケルプ博士(1819-1901)
19世紀のロンドンを中心に活躍した発明家。主に魚介類を用いた発明で知られる。
産業革命後の大量生産による粗悪な製品の氾濫を憂い、よりよい道具による人々の日常生活の向上、真に豊かな生活を目指し、数々の発明を発表する。しかしながら、これらの発明品の多くは今日残されておらず、また、博士の実態も現在では、そのほとんどが謎のままとなっている。

各作品にはそれぞれ発明品の解説が付いているのですが、これがまた絵と合わせて本当に楽しい!
せっかくなので個人的に好きなものをご紹介します^^

『魚スプーン』
小魚の煮干しをスプーンの形状に加工し、使用。どんなに味のない料理でも、このスプーンを使うことで、常に魚の味付けがなされ、おいしく食することができた。また、食事の終わりにはこのスプーンも食べてしまえるとあって、密かにメイドにも人気があった。

『コバンザメレター』
相手に間接的に伝えたい用件がある場合に用いられた手紙の一形式。とりわけ恋文用として人気を博す。
使用方法: 1.別れ際に、相手の背中にさりげなくくっつけておく。 2.帰宅後、背中の手紙に気付く。

『ネコよけウニ』
トゲのついたウニをばらまくことで、野良猫を寄せ付けないようにしたシンプルな発明であったが、猫の格好の餌となってしまう。あちこちで満足な表情をした猫が歩いていたという。

博士の愛すべき珍発明の数々を是非ご覧ください!

 

その他、下記の2点が入荷していますので、こちらもどうぞご覧ください。

「版画集 LITTLE RED RIDING HOOD」平成22年(2010)

「赤ずきんちゃん(仮)」平成23年(2011)

【新入荷】池田修三木版画 豊国・国芳他の浮世絵が入荷しました。

かわいらしくも、どこか陰を感じさせる印象的な女性や子どもを描いた木版画家・池田修三の作品に、豊国、国芳、国周、芳員の浮世絵が入荷しました。

池田修三、浮世絵入荷

 

長い髪の少女(仮) / 池田修三

天使と少女 / 池田修三

トランペットと少年 / 池田修三

七変化の内 大津絵の弁慶 中村歌右衛門 / 豊国初代

豪傑八罫 島広山晴嵐 武蔵五郎貞世 / 国芳

豪傑八罫 鳥羽秋月 遠藤武者盛遠 / 国芳

豪傑八罫 鞍馬夜雨 御曹司牛若丸 / 国芳

豪傑八罫 南都の晩鐘 上総七兵衛景清 / 国芳

前九年之内康平五年九月 奥州衣川大合戦 / 芳員

法四季紙家橘拙 浄瑠理四季の冬 雄鴦の霊 雌鴦の霊 / 国周

三人之面寫眞鏡 高砂勇美之助 中村歌右衛門 / 国周

【新入荷】棟方志功自筆はがき他、美術関連本多数入荷しました。

日本を代表する版画家、棟方志功自筆のはがきが入荷しました。

すべて昭森社の創業者・森谷均宛のものです。

棟方志功自筆はがき

自筆葉書 / 棟方志功

自筆賀状 / 棟方志功

自筆賀状 / 棟方志功

 

展覧会カタログや作品集なども多数入荷しております!

新入荷本

[英]カタリーナ・フリッチュ

[英]ダン・フリードマン:ラヂカル モダニズム

[英]ジョン・バルデッサリ 作品集 / Coosje van Bruggen

[英]キース・ヘリング / Germano Celant

クリストとジャンヌ・クロード:梱包されたライヒスタークと進行中のプロジェクト

アール・デコのポショワール 手彩色版画の魅力 / ジュリアーノ・エルリコ著/末永航/中條衣訳

1930年代・東京 アール・デコの館(朝香宮邸)が生まれた時代

川上音二郎と1900年パリ万国博覧会

医学と芸術 生命と愛の未来を探る ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト

宸翰 天皇とその周辺の書

徳川美術館コレクション 清雅 日本の美と伝統

家康・吉宗・家達 転換期の徳川家

数寄大名 小堀遠州の美学 綺麗さび展

近世物語絵展

資料集 竹内栖鳳のすべて (1)

資料集 竹内栖鳳のすべて (3)

近代日本画の巨匠 竹内栖鳳とその門下生たち

五島美術館の名宝

海の見える杜美術館至宝展 The STORY 偉才のコレクター梅本暉誉の軌跡

博物画ワンダーワールド 荒俣宏コレクション

紫禁城の后妃と宮廷芸術

蘇州版画 清代・市井の芸術

朝鮮通信使と福山藩港・鞆の津

ローダー・コレクション(2) ウィリアム・ブレイクとロマン派

ローダー・コレクション(5) 20世紀前半の画家たち

華麗なるハプスブルク家 五人の王妃の物語展

マリー・アントワネットとルイ16世展

プラハからの美のたより 里帰りの日本美術

ベルギー象徴主義の巨匠展

パリ国立オペラ座衣裳展

古都に咲いた華 ボヘミアン・グラス600年の輝き

自然の抒情詩 ドーム・ガラス展 フランス・ナンシー市立美術館所蔵品を中心に

日本のジュエリー100年 私たちの装身具1850-1950

アルフレッド・ウォリス

モンドリアン展

江戸の花鳥画 博物学をめぐる文化とその表象 / 今橋理子

浮世絵名品即売会/価格表

【新入荷】芳年 周延 安治(探景)他の浮世絵が入荷しました。

芳年に周延、安治(探景)、国周らの作品が入荷しております!

浮世絵が入荷しています!

※下記の新入荷品以外に、店頭の浮世絵も多数アップしました。

東京真画名所図解 京橋 / 安治(探景)

江戸砂子年中行事 四月 御霊屋参拝之図 / 周延

東錦昼夜競 勾當の内侍 / 周延

東錦昼夜競 松島の局 / 周延

東錦昼夜競 金太郎 / 周延

花競廓の夜桜 / 国周

婦女礼式図会 / 国周

梅幸百種之内 局岩藤 / 国周

俳優落語当りくらべ / 国周

女礼式之図 / 吟光

生人形物真似 松柳亭鶴枝 / 周重

風俗三十二相 あつたかさう / 芳年

風俗三十二相 うるささう / 芳年

【新入荷】現代アーティスト・青山悟の作品が入荷しました。

絵筆ではなく、大量生産の道具である工業用ミシンを用いた刺繍により、独自の作品世界を構築するアーティスト、青山悟の作品が入荷しました。

青山悟作品

「Crowing in the Studios: Paint and Brush」 ポリエステルに刺繍/額装

「Pencil」 紙に刺繍/額装

「House on the Railway」 紙に刺繍/額装

「Turntable and Rose」 紙に刺繍/額装

「Garden Box」 紙に刺繍/額装

 

刺繍の感じがなかなか伝わりにくいのですが、糸の質感も相まって本当に柔らかい表情の作品で、糸のほつれが絵具のにじみのようにも感じられますね。

青山悟作品

自然体感型ミュージアム Orbi Yokohama(オービィ横浜)

先週末、横浜みなとみらいの自然体感型ミュージアム、Orbi Yokohama(オービィ横浜)に娘と行ってきました!

8月にオープンしたばかりの施設なので、混雑を覚悟していたのですが、15分程度の待ち時間でなんなく入場できました(まだ知名度が高くないのでしょうか?)。
中はとっても立派な施設で、メインの“THEATRE 23.4”に“EXHIBITION ZONE”という大小12種類のエンターテインメント施設が用意されていて、“THEATRE 23.4”の開演前後の時間にも自然を体感しながら過ごせるというものです。
施設の雰囲気は、下の神奈川新聞さんの動画を見ていただけると分かるのではないでしょうか。

 

残念ながらメインの“THEATRE 23.4”の上映は、大迫力の画面と臨場感溢れるサウンドに超小心者の娘が恐れをなし開演5分で退場・・・(T_T)
なので、私的には“EXHIBITION ZONE”のロックが積まれた壁面に投影されていたプロジェクションマッピングが娘も喜んで一番楽しめました。(Facebookにアップしてあります

それから、ミュージアムショップもオススメです。
定番のぬいぐるみもありましたが、とってもおしゃれな動物グッズやアパレル用品も充実しておりまして、悩みましたが可愛いプリントのレインポンチョを買っちゃいました!
娘はここで買わなくても・・・と、つい思ってしまう小さな鹿のフィギュアを頑なに欲しがり3頭購入(-_-;)

入館料はなかなかのお値段ですが、ナショナルジオグラフィックやアニマルプラネット等が好きな方にはオススメです(*^ェ^)b

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

written by Aki

【新入荷】田村能里子 畦地梅太郎作品が入荷しました。

ファンケル銀座スクエアや椿山荘内の壁画などを手掛けた壁画家、田村能里子のパステル画と、“山の版画家”畦地梅太郎の木版画が入荷しました。

田村能里子 パステル画
田村能里子 パステル画

 

畦地梅太郎「黒姫山」
畦地梅太郎「黒姫山」

 

畦地梅太郎「槍が岳」
畦地梅太郎「槍が岳」

【新入荷】 天明屋尚 川上澄生 奥村土牛 山口華楊 豊国 版画作品他

現代アーティスト・天明屋尚や川上澄生らの版画作品の他、版画芸術最新号などの本も入荷しております!

新入荷

英雄列伝 刺青マンの図 – 埼玉初代彫天 / 天明屋尚

出嶋蘭館和蘭陀正月 / 川上澄生

雪月花 / 奥村土牛 山口華楊

【復刻版】敦賀十勝 / 内海元紀

【復刻版】伊場仙版 団扇絵 今様十二ヶ月 / 豊国

開運 萬年暦 / 籔内佐斗司

物語絵展 奈良絵本と絵巻に見る古人のこころ

近世庶民の絵すがた展 信仰と遊楽の場で

シーボルト旧蔵 日本植物図譜展

版画芸術161(最新号・新刊) 川上澄生 版画の楽しみ

泥絵(胡粉画)が入荷しました。

久しぶりに“泥絵”が入荷しましたので、個人的な勉強も兼ねまして調べてみました(*^-^)ノ

商品の詳細はコチラをご覧ください→http://yamada-shoten.com/onlinestore/detail.php?item_id=34822

泥絵(別名:胡粉画)は、精製度の低い顔料と胡粉を混ぜた絵具(泥絵具)で描かれた不透明で重い質感からその名が付き、宝暦~天保年間(1751-1844)頃まで上方と江戸を中心に盛行しました。
日本画や錦絵と異なり、洋風の構図や主題の作品が多く見られるのは、その重い質感が西洋の油絵具に見たてられているためです。
一般的に泥絵は、単に泥絵具を用いた洋風構図の風景画と、舶来の覗き眼鏡(からくり)を通して楽しむ眼鏡絵またはその流れを汲むものという二様の解釈がなされています。
※覗き眼鏡(からくり)とは18世紀初頭に欧州で流行した風景の立体感を楽しむ“パースペクティブ”の事で、左描きの極端に遠近法を強調した風景画を、鏡に写し、それを凸レンズで眺めるという仕掛け。
円山応挙が元祖の上方系の泥絵は左描きで、様々な仕掛けを施した眼鏡絵の色彩が濃いのに対して、司馬江漢が元祖の江戸系は覗き眼鏡自体の数が少なかったこともあってか、徐々に右描きの普通の風景画となっていきました。
以上、間違いなどありましたらすみませんm(_ _)m

ちなみに、土産物として人気のあった江戸系の泥絵では、今回の品のように大名邸を画題としているものが多いそうです。

江戸・大手前(酒井屋敷)

「江戸・大手前(酒井屋敷)」

【新入荷】ムットーニ「バニーマジック (仮題)」

自動人形師ムットーニ(本名:武藤政彦)は「自動人形からくり箱」と称される作品で知られています。
人形に照明、舞台装置、音楽などが詰め込まれた電動の箱の中で紡がれる独自の作品世界は、一幕の舞台を見ているかのような拡がりを感じさせます。

こちらはかなり前の作品だそうで、電気により人形が動き、オルゴールが鳴る仕掛けです。

http://yamada-shoten.com/onlinestore/detail.php?item_id=34807

バニーマジック (仮題)

からくりの動きが分かるようにFacebookページに動画をアップしておきますのでご覧ください。
fb.com/yamadashoten.jimbocho

 

ちなみにムットーニ氏の作品を堪能できる特別展「ムットーニワールド からくりシアターIII」が八王子市夢美術館で9/13(金)より開催されます。
舞台芸術的な趣きのある作品世界は、実際に観てこそのものと思いますので、作品を見てご興味を持たれた方は是非行ってみてください。

ムットーニワールド からくりシアターIII