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【新入荷】 書窓(恩地孝四郎編) 竹久夢二豆本 合田佐和子銅版画集 他

明日からもう9月。今年の夏も終わりですね。

本日は書窓(恩地孝四郎編)や竹久夢二の豆本、合田佐和子銅版画集、浮世絵売立目録の他、作品集、展覧会カタログなど多数入荷しました。

 

「書窓」は装幀家としても知られている恩地孝四郎が、昭和10年(1935)4月に発行された創刊号から、昭和19年(1944)6月の終刊号まで通巻103号にわたり編集を担当した愛書誌です。
毎号の表紙は恩地孝四郎図案の色刷りで、有名版画家(棟方志功、関野凖一郎、藤森静雄、武井武雄、平塚運一、逸見享など)による版画が綴じ込まれ、多彩な執筆陣による記事も読み応え十分です。

恩地孝四郎編「書窓」

書窓 第2巻第5号 印刷研究特集

書窓 第3巻第1号 出版創作特集

書窓 第3巻4号 特集:詩集の挿絵

書窓 第3巻第5号

書窓 第5巻4号 創作蔵書票特集

書窓 第7巻1号 特集:現代書物文化

書窓 第7巻4号 特集:学芸随筆

 

その他いろいろ入荷しております^^

新入荷

竹久夢二 木版豆本「猫」 / 竹久不二彦編

銅版画集 銀幕 / 合田佐和子

春峯庵什襲浮世絵展観入札目録 并某家新蔵品 附:別冊解説書

浮世絵売立目録 / 入札会場:東京館(伊豆)

浮世絵売立目録 / 入札会場:梅川亭(上野公園)

浮世絵売立目録 / 入札会場:三宜亭(上野公園)

浮世絵 江戸人自らの心と姿を写した万華鏡

富岡鐵齋 魁星閣印譜 全2冊 / 富岡益太郎校閲 小高根太郎解説

崋山先生を語る / 鈴木榮之亮編

吉川霊華遺文 / 山田紫光編

雅邦神髄 美術研精会創立15年紀念 / 鹽田力蔵編

山本丘人先生追悼13回忌記念文集 幻雪集 / 有川文夫編

南蛮幻想 / 川上澄生画 平野威馬雄文

ゑげれすいろは人物 / 川上澄生画 平野威馬雄文

柳川春葉 新聞小説切抜き かたおもひ 第121-280話

菊池幽芳 新聞小説切抜き 小ゆき 1-38話

特別展 美人画の誕生

巧藝画目録 / 大塚巧藝社

マン・レイの素描 ポール・エリュアールの挿詩 自由な手・抄 / 瀧口修造訳

版画 80年の軌跡 明治初年から昭和20年まで 第2部

版画を築いた人々 自伝的日本近代版画史 / 関野凖一郎

籔内佐斗司作品集 大博物誌

籔内佐斗司の全仕事 FOR THE PUBLIC 1

丁紹光版画全作品集 1986-1994

アトリエからの眺め / 小泉淳作

斎藤真一作品集 1941-1979

ミズ作品集 MIZU 1974-1989

画集 紅と灰色 / 曽宮一念

中村正義の書と墨彩展 筆意にたくす魂の叫び

中村正義風景画展

手塚雄二展 慈光の彼方に

椿貞雄展 / 船橋西武美術館

詩情の画家 小茂田青樹展

相原求一朗の世界展 自然の詩情

北の情感 相原求一朗の世界 川越市寄贈絵画による

内なる風土 相原求一朗の世界を顧みて

中村彜 / 中村会刊行

没後百五十年 頼山陽展

岩佐又兵衛展 / 福井県立美術館

生誕300年記念 白隠・禅と芸術展

墨美 白隠墨蹟(老年期/壮年期/最晩年) No.77・78・79号

墨美 近世高僧墨蹟-A氏コレクション- №270

人間国宝の日常のうつわ もう一つの富本憲吉

珠玉の陶芸 板谷波山展

川喜田半泥子展 / 松屋銀座他

古陶磁の蝶文様 / 舞鶴一

中国陶磁名品展 安宅コレクション

[独]ドイツ表現主義の版画

[仏]マーグ工房 ジョルジュ・ブラック版画作品集

【新入荷】 村上隆 中村友紀 樋口千登世 マヤマックス 籔内佐斗司 他

現代アート作品が多数入荷しました。
ギャラリー内もにわかにポップな雰囲気となっています^^

現代アート作品が多数入荷!

村上隆「And then, and then and then and then and then / Hello」

中村友紀「世界は無限に広がっていく」

中村友紀「発光する風景

樋口千登世(西田多希)「なつかしい場所で」

MAYA MAXX(マヤマックス)「自筆画 メルちゃん」

MAYA MAXX(マヤマックス)「自筆画 メルちゃん」

MAYA MAXX(マヤマックス)「自筆画 メルちゃん」

MAYA MAXX(マヤマックス)「自筆画 メルちゃん」

MAYA MAXX(マヤマックス)「自筆画 メルちゃん」

籔内佐斗司「文鎮 らぶ(金)」

橋口五葉監修「歌麿名畫集 第一輯・第二輯 【復刻版】」

大妖怪展-鬼と妖怪そしてゲゲゲ-(三井記念美術館)

横須賀美術館、そごう美術館に続き、3大妖怪展(勝手なネーミング -_-;)最後の一つ、三井記念美術館で催されている「大妖怪展-鬼と妖怪そしてゲゲゲ-」を観に行ってきました!

大妖怪展-鬼と妖怪そしてゲゲゲ-(三井記念美術館)

 

三井記念美術館は、東京メトロの駅から地下道を使って行けるので、夏でもアクセスが容易で良いですね^^
日曜日に行ったのですが、美術館のホームページで書かれている通り、館内はなかなか混みあっていました。

 

三井記念美術館

横須賀美術館やそごう美術館の妖怪展が、主に作品及び作家がフォーカスされていたのに対して、こちらは描かれている妖怪がフォーカスされているように思いました。
平田篤胤や井上円了、柳田国男らの妖怪研究まで取り上げられていたのは驚きました。
能や物語などに登場する様々な妖怪の顛末や、“~丸”(刀や船、鼓など)と名を付ける擬人化はアニミズム的思想が背景に有り、そこから付喪へと発展していくという話は興味深かったです。
最近、軍艦を擬人化させた「艦隊これくしょん」というゲームが人気だそうですが、昔は妖怪になったものが、現在では女性のキャラクターとして描かれるようになっているというのは考えてみると面白いですね^^

「百鬼夜行図」で一体一体の妖怪の名が紹介されているのも分かりやすくて素晴らしい試みでしたね(笙の妖怪などは教えてもらわないと気が付きませんでした)。
他にも「画図百鬼夜行」や「百器徒然袋」、「桃山人夜話」などの和本を多く観ることが出来、ラストの水木しげるの自筆画群もボリュームがあって大満足でした!

三つの美術館で開催されている妖怪展を観てきましたが、どれも独自の切り口で取り上げていて、全て観る事で妖怪というものの理解が少し深まった気がします。
横須賀美術館の「日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで」そごう美術館の「幽霊・妖怪画大全集」、そして三井記念美術館の「大妖怪展-鬼と妖怪そしてゲゲゲ-」はいずれも会期が9/1(日)までとなっていますので、是非行ってみてください。

「大妖怪展-鬼と妖怪そしてゲゲゲ-」図録

written by Teru

幽霊・妖怪画大全集(そごう美術館)

横須賀美術館の「日本の「妖怪」を追え!」展に続いて、横浜のそごう美術館で開催されている「幽霊・妖怪画大全集」展へも行ってきました!

幽霊・妖怪画大全集(そごう美術館)

 

そごう美術館は横浜駅と直結しているそごう横浜店内にあるので、アクセスし易くていいですね^^

幽霊・妖怪画大全集(そごう美術館)

こちらは福岡市博物館所蔵の吉川観方コレクションを中心に、肉筆画が中心の展覧会です。

横須賀美術館の展覧会が時代を分けて妖怪表現の変遷を辿るものだったのに対して、こちらは骸骨や幽霊、鬼など描かれているものごとに展示されています。

見所は何と言っても、円山応挙、渓斎英泉、河鍋暁斎、谷文晁、橋本関雪らが連なる、圧巻の肉筆幽霊画34点!
応挙以降、幽霊画にはある程度のフォーマットがあったそうですが、その中でも画家ごとに独自の視点があってとても面白かったです。
小林永濯の「お菊の亡霊図」や、小林清親の「四季幽霊図」などはしっとりした情感があって素敵でした。

他にも魅力的な作品が沢山あるのですが、その中でも佐脇崇之の「百怪図巻」がイチオシ!
あの「画図百鬼夜行」を描いた鳥山石燕が大いに参考にしたという、30の妖怪を描いた肉筆絵巻物。
展示スペースの関係で後半の7体分しか見れなかったのは残念でしたが、目ひとつぼう、ゆふれい、ふらり火、ゆき女、野狐、猫また(かわいい!)、かみきりはどれも素晴らしかったです。
個人的にはこれだけでも一見の価値有りだと思います。

こちらも横須賀美術館の展示と同じく、会期は9/1までなので、是非行ってみてください(*^ェ^)ノ

「幽霊・妖怪画大全集」図録

written by Teru

日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで(横須賀美術館)

日本の夏、妖怪の夏♪というわけで(どういうわけ?)、今年の夏は妖怪関連の展覧会が充実しておりまして、横須賀美術館そごう美術館三井記念美術館でそれぞれ特色のある妖怪展が催されています。
三館では観覧料の相互割引が行われていますので、夏休み中に是非三館制覇を!と目論んでいましたが、まだ一館行けていないので、何とか今月中に行こうと思います!!

前口上が長くなってしまいましたが、夏休み中に横須賀美術館に『日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで』を観に行ってきました^^

日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで

 

この日は朝早くに姪や愛犬らを伴って出掛けましたが、海水浴に来ている方々も多く、美術館は既に賑わっていました。
横須賀美術館は目の前に青い海が広がる素敵なロケーションですが、真夏は特に最高ですね^^
横須賀美術館

今回の展覧会は「妖怪」という表現を、私も大好きな京極夏彦の京極堂シリーズ(私は「陰摩羅鬼の瑕」が好き・・・やっぱり「魍魎の匣」?いや「鉄鼠の檻」も・・・)でもお馴染みの鳥山石燕「画図百鬼夜行」から始まり、北斎や国芳、芳年らの浮世絵、水木しげるの妖怪画から、現代アートへと至る表現の変化が興味深かったです。

「妖怪」は、近世の人々が抱いていた姿の見えない恐れや不安の対象に姿形を与え広まった、ある種の共同幻想だという話を聞いたことがありますが、現代アートの方は共同幻想というよりも、作家のパーソナルなものから生まれている表現なので、その感覚を共有できていない私は「妖怪」という言葉の範疇に含めづらいのかも?などと考えるのも楽しかったですね。

余談ですが、一緒に連れて行ったかなり怖がりな3歳の姪も、浮世絵や小川芋銭の絵は楽しそうに見ておりまして、特に看板にもなっている国芳の「相馬の古内裏」に至っては“白いくるくる”(肋骨を捉える感性に感心しました)と呼んで、少し進むたびにまた見たいと言い出し、何度も戻る程でした(^-^

会期は9/1までで、横須賀美術館は本当に夏にぴったりなロケーションなので、是非行ってみてください♪

日本の「妖怪」を追え! 北斎、国芳、芋銭、水木しげるから現代アートまで(横須賀美術館)図録

スタンプラリー
館内にはこんなスタンプラリーも。

 

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▼おまけ(横須賀美術館を堪能しました^^)

横須賀美術館にて
一緒に連れて行った愛犬も潮風に当たりながら広い芝生を歩いて楽しそうでしたU^ェ^U

横須賀美術館にて
姪も大はしゃぎ!

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屋上にて。

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素晴らしい眺め♪

ゲゲゲの鬼太郎グッズ
姪にねだられて「ゲゲゲの鬼太郎」グッズを購入。

ゲゲゲの鬼太郎グッズ
妖怪メモと一反木綿を模したペン。
上はレストランで出されていた目玉をイメージしているというバジルシードを使ったデザートです。

若林奮の彫刻「ヴァリーズ」の谷底を歩く。
若林奮の彫刻「ヴァリーズ」の谷底を歩く。

written by Teru

【新入荷】 浮世絵、和本、画集、写真集、図録など多数入荷

浮世絵や銅版の和本他、藤田嗣治の挿画本、辻まこと・千住博・駒井哲郎らの作品集に、写真集、展覧会図録など多数入荷しましたので、是非ご覧ください。

新入荷

近世人物誌 江藤新平 / 芳年

馬琴著述 近世説美少年録 / 周延

護国女太平記 全 / 画:梅堂国政

[仏]ポーゾル王の冒険 / 画:藤田嗣治 ピエール・ルイス著

辻まこと全画集 全15冊 / 串田孫一 宇佐見英治 矢内原伊作編

ヴォルス / 瀧口修造 ハフトマン サルトル ロッシェ

シュルレアリスムと画家叢書 骰子の7つの目 全12冊 / 瀧口修造監修 ジャン・ソセ編

日展史 巻1-5 文展編揃 / 日展史編纂委員会

千住博画集 水の音

駒井哲郎銅版画作品

素描夢二の女 第一輯

山海塾 写真集Ⅰ

木村清蔵遺作写真集 シラオイコタン 近代白老アイヌのあゆみ

写真文集 キズアト / 石内都

写真集 SCARS / 石内都

木彫七十年 / 高村光雲

油絵の新技法 / 小出楢重

画論 新装追補版 / 村上華岳

ガラス工芸 歴史と技法 / 由水常雄

版画協会五十年系譜 第40回版画展記念 / 関野凖一郎編

マン・レイ展記念作品集

日本人の心の花 椿絵名作展

没後70年 小茂田青樹展

イギリス木版画展 1890-1945

美しき挑発 レンピッカ展 本能に生きた伝説の画家

アール・デコと東洋-1920-30年代・パリを夢みた時代

セザンヌ展 / 横浜美術館

[英]南画派の画家たち / James Cahill

[独]ハップ・グリエスハーバー作品集 1909-1981

[英]アルフォンス・ミュシャ グラフィック・ワーク / JIRI MUCHA,MARINA HENDERSON

[英]アルフォンス・ミュシャ / Jiri Mucha

[英]フェルナンド・ボテロ モニュメント彫刻と素描展

[英]フランク・ロイド・ライトの落水荘 / Donald Hoffmann

[独]ドイツ表現主義の作家たち / M.M.MOELLER

[英]フランス・マーセレール作品集 ウォルター・エンゲル夫妻・チャールズ・タバニック夫妻コレクション

【新入荷】 歌川国芳展 奇想の浮世絵師による江戸案内/国芳の猫たち

神戸、福岡、長崎を巡回し、先月24日に終了した「歌川国芳展 奇想の浮世絵師による江戸案内」の図録が入荷しました。
長崎会場のみで行われた特別展示「国芳の猫たち」の図録とのセットになりますので、是非この機会にお求めください。

商品詳細はこちらから→https://www.yamada-shoten.com/onlinestore/detail.php?item_id=34705

歌川国芳展 奇想の浮世絵師による江戸案内/国芳の猫たち

特別展示の図録の内容が見れるこんなものを作ってみました(^^)
特別展示「国芳の猫たち」図録

 

【新入荷】 MAYA MAXX(マヤマックス) 武井武雄 小品

女性アーティスト・MAYA MAXX(マヤマックス)と武井武雄の、部屋にも飾りやすい小品が入荷しました。

新入荷 MAYA MAXX、武井武雄

MAYA MAXX 「メルちゃん」 板 アクリル/平成14年(2002)

武井武雄 「エリイ鉄道岡蒸気」 木版/昭和51年(1976)

武井武雄 「ランプとお京」 木版/昭和50年(1975)

武井武雄 「お土圭部屋」 木版/昭和47年(1972)

野中ユリ展 美しい本とともに(神奈川近代美術館 鎌倉別館)

夏季休業中、鎌倉へ「野中ユリ展 美しい本とともに」を観に行って来ました。

野中ユリ展 美しい本とともに(神奈川近代美術館 鎌倉別館)

 

野中ユリ展が開催されている神奈川近代美術館の鎌倉別館には初めて行ったのですが、森緑の山々に囲まれていて、すごく落ち着いた良い雰囲気でした。

野中ユリ展 美しい本とともに(神奈川近代美術館 鎌倉別館)

神奈川近代美術館 鎌倉別館

神奈川近代美術館 鎌倉別館

神奈川近代美術館 鎌倉別館

神奈川近代美術館 鎌倉別館

夏休みの自由研究か何かなのでしょうか、館内は小中学生ぐらいの子供たちと親御さんが大勢いらっしゃいました。
真剣な表情で作品を見つめる子供たちに並んで私もじっくり鑑賞させていただきました!

展示されていた幻想的なデカルコマニーや銅版画、コラージュ、装幀本などはもちろん素敵だったのですが、早熟な文学少女であったという野中氏の言葉も興味深かったです。

例えば、青という色が生物誕生以前からのモノであり、空や海の色が透明なレイヤーの膨大な重なりから成るという素敵な表現をされているこちらの一節。

“空の青や水の青は誰もが熟知していると思っているのに、なおあこがれることしか出来ない色のようでもある。すべての生存よりも古い色だからなのだろうか。透明なものの厖大な重なりから青という色が生まれることの不思議さ。私は青い色に手を浸しながら仕事をしているのに、青い色は本質的に距離を含んでいるようで、いつも遠いのである。” (野中ユリ「水の空気」)

こちらは野中氏の、透明で繊細な作品世界の所以が分かる気がする言葉ですね。

“〈夢の地表〉というまともな読み方と、「夢の」と「地表」を切り離した読み方とができるんですね。二十代の頃にデカルコマニーなどをやり始めたのは、埃がいやで、埃一つない世界を作りたいなんていうこともかなり重要な創作動機になっていまして。 -中略- 要するにこの世では画でしか実現できない私の希求する世界ということですね。古い言葉ですけど、anywhere out of this world という感じで、自分がいたいところの地表を作るという夢の地表という意味と、夢自身の地表という意味と二つあるんです。” (野中ユリ「〈夢〉の地表を超えて・・・・・・」)

 

展覧会で紹介されている言葉はどれも素敵なものばかりだったので、作品と合わせて是非読んでみてください。
私も原文を是非読んでみたいと思います!

17日には早くも図録が完売してしまったそうですが、展覧会は9月1日まで開催されていますので、この機会に是非、野中ユリ作品に触れてみてください(^^)

「野中ユリ展 美しい本とともに」図録

 

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▼おまけ(周辺散策)

鎌倉駅
鎌倉駅

小町通り
小町通りは気になるお店がいっぱいです!

松田正平展(神奈川近代美術館 鎌倉館)
野中ユリ展を鑑賞後に向かいましたが、残念ながら松田正平展が開催されている鎌倉館は既に閉館してました(T-T)

建長寺
更に足をのばした建長寺も閉門・・・。

 

折角なので最後は鶴岡八幡宮に参拝へ。
こちらは外国の方が大勢いらっしゃいました。

鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮

キティちゃんお守り
御札と一緒に買った姪へのお土産のキティお守り(*^-^)

 

written by Teru

【新入荷】 詩画集 作品集 展覧会図録など多数! 

ホームページ等でお知らせしております通り、明日8/11より8/18まで夏季休業となっておりますが、書籍が多数入荷しましたので、ご紹介させていただきます!
ご対応は8/19以降になりますことを何卒ご了承ください。

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詩画集 室内楽 / 詩:高橋睦郎 画:鈴木治雄

浜口陽三版画作品集 / 南天子画廊

ワシリー・カシヤン 版画作品集 ソビエト革命

古沢岩美デッサン集 おんな101態 / ギャラリー・プロイセン

歴史を築いた日本の巨匠(1) 横山大観 / 美術年鑑社

二人一集 散華篇 現形篇 / 詩:正津勉 画:渋川育由

江南史朗木版画集 昭和初期の東京風景と郷土玩具 / 博文館新社

モボ・モガ展 1910-1935 / 神奈川県立近代美術館

錦絵と中国版画展 錦絵はこうして生まれた / 太田記念美術館

夢みるタカラヅカ展 宝塚演劇に魅了された芸術家、そして時代 / サントリーミュージアム

横尾忠則ポスター原画展 / 西脇市岡之山美術館

芸術の危機 ヒトラーと退廃美術 / 神奈川県立近代美術館

1930年代 上海 魯迅 / 町田市立国際版画美術館

蔵書票と挿絵本展 / 栃木県立美術館

阿城版画 ACHENG PRINTS ACHENG / 文化藝術出版社

独逸現代美術展覧会 作家小傳及図入目録 / 国民美術協会

萬鐡五郎展 / 新宿小田急百貨店

フォーヴィスムと日本近代洋画 / 東京国立近代美術館他

日本の伝統美術にみる 展覧会「日本の色」 赤・紫・藍・黄・緑・茶・黒・白・金・銀の世界 / 松屋銀座

上村松園名作展 / 高島屋(東京)他

武者小路実篤喜寿記念展・武者小路実篤八十歳記念 我が愛する書画展 / 三越

版画グラン・プリ展 第1-9回(第3・4回欠) / 日動画廊

金山平三画業五十年展目録・金山平三 芝居絵と近作展 / 朝日新聞社

エミール・オルリク 日本の木版に魅せられた芸術家 / 秀友画廊

中川紀元展 / 長野信濃美術館

倉田白羊展 / 信濃美術館

二世中村蘭台の篆刻 老子語印五十顆を中心に / 富岡美術館

鏑木清方展 毎日新聞創刊百年記念 / 銀座松屋

浮世絵即売会 サワーズコレクション1985 / 松屋

江戸趣味 第2巻第3号 / 江戸趣味会

浮世絵芸術 第4号 特集:大正期版画 / 日本浮世絵協会

美人画の描き方 / 伊東深水

夢のはて / 澤渡恒

農村の図画工作 現場の共同研究(7) / 明治図書出版社

アール・ヌーヴォー、アール・デコのガラス / 平凡社

日本の色辞典 / 紫紅社

歌舞伎人名事典 / 日外アソシエーツ

歌舞伎年代記 / 立川焉馬著 吉田暎二校訂

【新入荷】 谷中安規 他版画関連書籍

シュルレアリスムを想起させる独創的な造形表現の版画家、谷中安規関係のものをはじめ、
浮世絵から新版画や創作版画、技法書など版画関係の様々な書籍が入荷しました。

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谷中安規の夢 シネマとカフェと怪奇のまぼろし

谷中安規版画展 黒と白の詩

谷中安規 版画天国 双書 美術の泉(30) / 料治熊太

牧野宗則木版画展 北斎・広重からの華麗なる展開

上野誠 平和版画集 原爆の長崎

大正抒情 新版画の美展 渡辺庄三郎と新版画運動

大正新版画の魅力展 浮世絵版画最後の輝き

日本の近代版画

日本の木版画1200年 奈良時代から平成まで 版画王国・ニッポン

濹東遊覧案内 水辺のモダン 江東・墨田の美術

創作版画(木版・石版・エッチング)の作り方 / 平塚運一 織田一磨 田辺至

日本の版画 / 徳力富吉郎

日本版画の美 / 楢崎宗重

板画の話 / 棟方志功

版画の魅力 新日本選書 / 小野忠重

版画 日本のくらしの絵 / 小野忠重

版画実習読本 / 旭正秀

日本版画の技法 / 旭正秀

江戸の英雄 博覧亭コレクション

近代版画の革命 ドイツ表現主義の版画展

アメリカン・ポップ・アート展(国立新美術館)

昨日、国立新美術館で本日8/7より開催されているアメリカン・ポップ・アート展(American Pop Art From the John and Kimiko Powers Collection)の内覧会に行って来ました!

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アンディ・ウォーホルをはじめ、ロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ、ロイ・リキテンスタイン等、ポップアートの巨匠達の作品約200点!これらすべてを個人の方が所有しているなんて本当にスゴイ!!の一言でした。
図録の見返し部分にも写真が掲載されていますが、あんなふうに作品が飾られていたら毎日素敵な気分になれそうな気がします(*^o^*)

ポップ・アートの認知度が決して高くなかった時代に、その作品の価値を見出し収集された作品群の中には、アーティストとコレクターの親密な関係性が伺えるものが多く見られ、とても興味深かったです。
特にジャスパー・ジョーンズの「うす雪」は、キミコ夫人がジャスパージョーンズに貸した日本の本の中にあった“うす雪”(薄く積もった雪)という単語から得た情景を作品にしたようで、キミコ夫人がいなかったらこの作品はなかったのかな?等と考えてしまいます。

そして何と言っても、アンディ・ウォーホル!!!彼の作品エリアは内覧会にも拘わらず、すごい人混みでした。
実は20数年前に日本橋三越で、アンディ・ウォーホル展を見て以来、あまりウォーホルに関心が持てず、まともに作品を見た事がありませんでした。
というのも当時、ウォーホルの作品を「絵が下手だからシルクスクリーンなのでは?」とちょっと思っておりまして・・・若気の至りでお恥ずかしい・・・。

そんなわけで20数年ぶりに見たウォーホルは・・・本当にすごかったです!!!!!
特にポップ・アートのモナリザと言われ、今回の展覧会の目玉にもなっている「200個のキャンベル・スープ缶」(1962)は圧巻です!
シルクスクリーンが用いられる前のステンシルで描かれたスープ缶はそれぞれが微妙に異なる表情をしていて、是非実物を大きな画面で見ていただきたいです(*^o^)ノ

ミュージアムグッズは、ポストカードやクリアファイルなどがよくありますが、今回はウォーホルのキャンベル缶をモチーフにしたマグカップやバック、クッション等が展開されていて、ついつい買ってしまいたくなるものが沢山あって困りました。
個人的にオススメなのが、ウォーホルのバナナがプリントされたバナナケース!
私はバナナケース自体何個も持っているので自重しましたが、やっぱり買えば良かったと早速後悔してます(ToT)

何だかまとまりのない文章になってしまいましたが、これだけのポップ・アート作品を見られる機会も貴重ですし、先述した「200個のキャンベル・スープ缶」だけでも行く価値があると思いますので、是非行ってみてください!
雑文にお付き合いいただきありがとうございました。

written by Aki

 
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音声ガイドのパンフレットもかわいいです♪

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スープ缶が全面にプリントされた図録。オレンジとのコントラストがポップですね^^

【新入荷】 広重 川合玉堂 伊藤若冲 他関連書籍

早速新入荷品をご紹介させていただきます!

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広重を語る上で欠かせない必携の一冊、「広重 江戸風景版画大聚成」の他、洋書の浮世絵・日本画関係の本が入荷しました。

広重 江戸風景版画大聚成

歴史を築いた日本の巨匠(II) 川合玉堂 全二巻

若冲の絵画 / THE PAINTINGS OF Jakuchu

日本の浮世絵 / MASTER PRINTS OF JAPAN UKIYO-E HANGA

水墨画 日本の室町時代 / 1392-1568 OF WATER AND INK MUROMACHI-PERIDO PAINTINGS FROM JAPAN

応挙と円山派-四条派の日本画 / OKYO AND THE MARUYAMA-SHIJO SCHOOL OF JAPANESE PAINTING

広重 ジェームス・A・ミッチナーコレクション / HIROSHIGE The James A.Michener Collection

本朝画史 巻之1-5

望月通陽作品集 円周の羊

新入荷のお知らせについて

現在オンラインストアでは、店舗の在庫している品物も随時登録しているため、新入荷が若干不正確になってしまっています。
そのため、こちらのBlogで実際に入ってきたばかりの入荷品のご紹介をさせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します!

開設

山田書店美術部のブログをご覧いただきありがとうございます。
今までは外部のブログサービスを利用させていただいていたのですが、
ホームページのリニューアルと、オンラインストアの開設に合わせて、移転致しました。

お店の商品情報以外にも、展覧会の情報やスタッフが面白いと思ったものなど、
いろいろ書いていければと思っていますので、よろしくお願いします。

山田書店美術部ギャラリー