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ムットーニワールド からくりシアターIII(八王子市夢美術館)

先に書きました高尾山登山後に、八王子市夢美術館で開催されている「ムットーニワールド からくりシアターIII」に行ってきました!

ムットーニワールド からくりシアターIII

 

八王子駅から歩いて約15分、八王子市夢美術館に到着。

こちらの建物の2階が美術館です。

八王子市夢美術館

 

美術館入り口の看板に14:00より作家自らによる上演会が開催される旨が!
この時点で12:45ぐらいだったので、是非参加したかったのですが、この後に外せない予定があり14:00にはここを出ないとまずい状況でした。
以前取り扱わせていただいた作品についてムットーニ氏にお世話になったので、上演会が始まる前にご挨拶だけでもしようと考え、時間まで展覧会を楽しむことに。

ムットーニワールド からくりシアターIII

以前取り扱った「バニーマジック (仮題)」以外の作品を実際に目にしたことがなかったので、動きのある作品がどのように展示されているのか興味津々でした。

展示作品は、大きな音楽が響きわたるものが殆どでしたが、受付で渡されるタイムテーブルに沿って順番に動くので、お互いが干渉することなく、観ることができるようになっています。
順番が来るまでは薄暗い空間の中でひっそりとしている作品が、時間になるとパチッというスイッチの音と共に突然動き出します。
音楽と背景、そして人形たちが織り成す舞台が順々に動き出すのを目にして、何かを彷彿とさせると思っていたのですが、途中でそれが“歌謡祭”であることに気づきました!
「次はこの方です!どうぞ!!!」みたいな感じです^^

ムットーニ作品は中のからくりがスイッチを順番に押していくという、意外にアナログなものだそうです。
スイッチングの音や中の歯車の音が何とも心地よくて、あたかも人形たちの脈動のように感じられます。

ちなみに個人的には完全な箱型(正確には柱型?)から展開されるものが好きだったので、「ラジオ ノワール」がお気に入りです^^
ラジオが開くと、中から腹部がミラーボールになっている骸骨が現れ、さらにその足元では女性たちが踊っています。
この作品に限らず、展示作品はどれも背後の壁に映される影も作品を構成していて(ラストに女神が投影される「カンターテ ドミノ」はその集大成かもしれません)、特にこの作品のめくるめく妖しげな世界観が何とも魅力的でした。

展示を順番に観て、最後に展示エリアFの「パラドックス オブ リングス」を鑑賞していると、通路を挟んだDエリアの方から上演会を始めるというアナウンスが・・・この時点で作品に夢中になってしまい時間も、ご挨拶する件も完全に忘れていました(-_-;

何とかご挨拶をと思い、上演会場に行くと、もう既に沢山の人に囲まれたムットーニ氏が上演会を開始されていました・・・。
時間もなかったので諦めて帰ろうと思ったのですが、ショーマンシップに溢れたムットーニ氏の上演会が、あまりに面白くてついつい普通に参加してしまいました^^
ムットーニ氏の作品紹介の仕方が「それではいってみましょう!トップ オブ キャバレー!!」といった感じで、正に我が意を得たりでした。

残念ながら「ジャングル パラダイス」終了時点で14:30になってしまい、結局ご挨拶するタイミングもつかめず、後ろ髪を引かれながら急いで次の予定へと向かわねばなりませんでした・・・自身の不明を恥じるのみです。

 

上演会が本当に楽しかったので、展覧会に行かれるなら絶対に参加されるのをオススメします!
会期中の9月・10月は日曜日と祝日、11月は土曜日・日曜日・祝日の14:00、16:00に開催されるそうですので、是非それに合わせて行ってみてください!!

ムットーニワールド からくりシアターIII 作品集

DVD付作品集は会場限定販売だそうです。
天地・小口金のオシャレな本です^^

written by Teru